看護職キャリアパス支援センター直通電話

看護職キャリアパス支援センター直通電話

MENU

参加施設の声Experience

市内と地域の差を改めて実感

市内と地域の差を改めて実感

助産師

山岸 彩
Yamagishi Aya

2015年入職

京都大学医学部附属病院→交流先:市立福知山市民病院

出向を機にはじめて京都市を出て、さまざまな違いに驚きました。最も地域差を感じたことは、医療資源や医療機関の数の違いです。出向先である福知山市民病院は地域の中核病院であり、非常に大きな責任を担っています。また、抱えている疾患や背景、健康レベルもさまざまで、診療科の垣根を越えた幅広い看護が求められます。そのような環境で働くことで、看護師としての観察・アセスメント力や、看護技術の向上を図れたのではないかと思います。周産期の現場では妊娠や分娩のリスクは低いものの、社会的ハイリスクが多いことも特徴のように感じました。地域では病院と行政の距離感も近く、病院での管理を終えてからも長い目で地域でどのように見守られているか知ることができました、その中で病院で係る際も対象者は「生活者」であることを忘れずケアすることの大切さを学ぶことができました。

出向というシステムでつながった縁を力に

出向をし、大学病院を一度離れることで、京大病院の強みや課題、自分自身の課題や今後について改めて考える機会となりました。また、助産師という仕事の責任の重さをいま一度知る一方、分娩の神秘や感動に触れ、充実した日々を過ごすことができました。助産師は生まれる前から最後の時まで幅広い対象を支えることができることも再認識しました。病院にはそれぞれの役割があり、その役割を果たすことで安全な妊娠〜育児期を支えることができると思います。その中で今私は搬送を受ける立場でハイリスク症例を多く取り扱う京大病院で対象の方を支えたいと思いました。今後は、出向というシステムでつながった縁を力に変えるためにも、継続して交流できる場をつくることが大切だと思います。そして、多方面から妊産婦、家族、生まれてくる児を支える環境を整えていきたいと考えています。