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ひとりの子どものために多数の科がひとつに

ひとりの子どものために
多数の科がひとつに

寺田 智栄子
看護師

寺田 智栄子
Terada Chieko

2006年入職

京丹後市立弥栄病院 訪問看護ステーション→交流先:京都大学医学部附属病院(小児外来)

出向先である京大病院の小児科外来は8つの診察室から成り、血液、循環器、神経、精神、代謝、未熟児、アレルギーなど、専門外来も数多くあります。処置室には子どもと親が一緒に入室し、看護師は採血や検査、抗がん剤投与や手術のための静脈注射のルート確保などを実施します。京大病院ではさまざまな科の医療スタッフが連携して、ひとりの子どもの診療、治療、ケアにあたり、健康維持に努めています。さらに、治療が終われば地域と協力し、在宅生活へスムーズに移行できるよう指導、支援が行われています。そうした仕組みがしっかりと整備されていることは、私たちの施設でも見習うべきことだと感じました。

出向での学びが、すでに自施設で活かされた事例も

自施設に戻ってからは出向での学びを看護部内に伝達講習し、スタッフのスキルアップに役立てています。京大病院の小児科を参考に、当院訪問看護ステーションの小児の受け入れ体制をマニュアル化することもできました。早期から多職種で情報を共有しながら計画的に進めることで、小児の双子をスムーズに受け入れられるようになるなど、取り組みはすでに実を結びはじめています。京大病院での経験を実際に症例に生かすことができ、本当に嬉しく思います。出向最後の日に看護部長から修了証をいただいたことも、とてもよい思い出です。今回のような貴重な学びと経験をいただき、本当にありがとうございました。