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急性期のジェネラリストを目指して

急性期の
ジェネラリストを目指して

酒井 浩貴
看護師

酒井 浩貴
Sakai Hiroki

2009年入職

京都大学医学部附属病院→交流先:市立福知山市民病院

これまで京大病院で循環器病棟とICU ユニットの勤務でたくさんのことを学んできました。「今後も急性期の分野でジェネラリストとして看護職を継続したい」 と考え、悩んでいるときに、上司から地域の病院への出向の提案があり、また、私自身も地域に根差した中核病院の看護の実際を学んでみたいという気持ちになりました。そこで市立福知山市民病院での半年間の出向を希望することにしました。今回、出向先となった救命救急病棟にはすでに京大病院への人事交流経験者が2名おられ、自己の課題を持って意欲的に取り組まれ、帰院後も活躍されていることにもすごく刺激を受けました。私自身は子育て中ですが、家族の協力や後押しがあったことに大きな感謝をしています。

退院支援に対する意識の高さに驚き

出向を通して特に印象的だったのが、福知山のスタッフが持つ退院支援に対する意識の高さでした。ある日、夜間緊急で入院してこられた末期患者さんに対して、入院担当スタッフがすぐに情報を共有。多職種で動いたほうがいいと判断し、すぐに退院調整をできた症例がありました。その方は自宅退院後3日で亡くなられましたが、早期介入ができたことで、患者さんとご家族が望む自宅退院ができ、多くの家族に見守られながら最期を過ごせた症例でした。その他にも学ぶことが多くあり、最善の医療のあり方を改めて実感させられました。また、今後は積極的に教育の面にも関り後輩の育成や指導等に力も注いでいきたいと考えるようになったことも、私の中の大きな変化と捉えています。