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自分自身と病院、どちらもレベルアップするために

自分自身と病院、どちらもレベルアップするために

看護師

吉崎 由紀子
Yoshizaki Yukiko

2002年入職

綾部市立病院→交流先:京都大学医学部附属病院

出向元である綾部市立病院手術室に勤務して20年。超高齢化・超少子化が進み、個別性のある看護が求められる中で手術術式もますます多様化してきました。そんな中で私たち看護師が細心の注意を払うものの、体位による術後神経症状を訴えられる患者さんも時折いらっしゃいます。果たして私たちが行う体位固定法は正しいのだろうか。指導者の立場にある私は、正しく新人に教育をできているのだろうか。いつの頃からか芽生えたそうした不安を上司に相談したところ、紹介していただいたのがこの出向プログラムです。私自身の技術を高めるためにも、綾部市立病院全体のレベルアップを図るためにも、すぐに挑戦をしたいという気持ちになりました。

看護師歴20年、新しい経験こそ成長の鍵

出向期間の半年間は、実にさまざまな場面に立ち会わせていただきました。たとえば、数多くの体位固定法がある呼吸器外科、消化器外科、整形外科の手術。そこで実際に指導していただく中で、ソフトナースとテンピュールを組み合わせ、体位固定と同時に除圧法を行う技術を身につけることができました。また出向元の病院では受け入れが少ない0歳・幼児の看護受け入れ体制を知ることができたのも貴重な経験です。医療は日々進化し、多様化しています。そのような中でも患者さん中心の看護を、別の視点から学ぶことは非常に有意義でした。今回得た知識や経験を、綾部市立病院に還元していくことが、これからの私の仕事だと考えています。