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助産師としてスキルアップするために

助産師として
スキルアップするために

森﨑 美穂
助産師

森﨑 美穂
Morisaki Miho

2010年入職

京都大学医学部附属病院→交流先:京都田辺中央病院

助産師としてスキルアップするために

気がつけば、毎年次々と新人が入職する京大病院では、自分が教える立場になっており、日々の業務で教えてもらうという機会が少なくなりました。そのような環境で、自分の助産技術や後輩の指導に不安を感じるようになり、一度他施設で正常分娩の経験を積み、自施設では経験できないことをたくさん経験して、助産師としてスキルアップしたいと思うようになり出向を志願しました。京都田辺中央病院はさまざまな経験を持ったベテランスタッフが多く、それぞれの方からいろいろな経験談を聞かせてもらい、助産師としてだけでなく、一人の女性として学ぶことばかりでした。また、スタッフが仲良くアットホームな雰囲気で働けたことと、チームワークよく連携していたこともとても印象に残っています。

より良いケアをするために

他施設で勤務したことで、自分自身を見つめ直し、自己の課題を見つける良い機会となりました。たとえば、京大病院では常に医師が側にいるので、何でもすぐに報告して指示を仰いでいた自分に気づけたこともそのひとつ。自分ひとりでアセスメントする能力や、適切な時間に適切な内容を判断すること、常に先の予測をたてて、異常に傾かないように分娩のアプローチをすることができていなかった甘さを痛感することになりました。他にも医師が不在の中での分娩介助や緊急帝王切開、コロナ禍で隔離中の児へのケアなど学ぶことが多くありました。短期間ではありましたが、この経験を自施設で役立てていくことがこれからの目標です。